海水利用型消防水利システムは、[大型ポンプ車]と［ホース延長車]の2台で構成される消防水利システムです。 ポンプは、吸水高さ4.5m、平坦地でホースを1.8kmにわたり延長した場合、毎分4,000L以上の放水量が確保され、大規模な災害や山林火災への対応に備えることが可能です。
特長
大災害に大きな威力を発揮！消防自動車の連携で、毎分4000L以上の放水を実現！
A-1級ポンプ搭載で一般のポンプ車としても使用可能
水中ポンプと車両に搭載されたA-1 級ポンプを連携させることで、一般のポンプ車としての使用を可能とし日常災害でも運用が可能です。
軽量型水中ポンプ
一般的な水中ポンプは重量がありクレーンを使用して運用しますが、日本機械工業が開発した軽量油圧駆動式水中ポンプは、重さわずか90kgなので徒手搬送が可能です。瓦礫等で大型ポンプ車が水利ポイントに接近できない場合でも最大100ｍの油圧ホースで自由度が広がり設置場所を選ばず運用するとこができます。
ホース延長車
大量の大口径ホースも前方回収方式なら労力の大幅低減！
回収装置はホースの収納位置に合わせてスライドするため、取りまわしが困難な大口径ホースもまっすぐに積載できます。
ホース延長時は後方扉を開放し、走行しながらホースを延長していきます。
ホース回収装置
回収装置でホース回収もスムーズに。
前方回収とすることで装置搭載スペースを最小限に抑えるだけでなく、機関員がホースの巻取り状態を直視しながら運転し、取りまわしが困難な大口ホースでも真直ぐに積載することが可能になりました。
主要諸元
大型動力ポンプ付消防自動車(多機能型) 主要諸元
| 海水利用型消防水利システム 大型動力ポンプ付消防自動車(多機能型) 主要諸元 |
|
|---|---|
| シャシ | シングルキャブ型 |
| ポンプ | 日本機械工業製J-2型 A-1級 |
| 送水性能 | 4000L/min －1.2MPa |
| 真空ポンプ | 日本機械工業製 VBL20型 2基 |
| 吸水口 | ボール式コック付 100mm後部3口 |
| 受水口 | 150mm 後部1口 |
| 放水口 | ボール式コック付 65mm左右各2口 ゲート式バルブ付 150mm右1口 |
| 定員 | 2名 |
| 水中ポンプ性能 | 4000L/min －0.3MPa 5000L/min －0.2MPa |
| 全長 | 7520mm |
| 全幅 | 2490mm |
| 全高 | 3600mm |
| 車両総重量 | 13000kg |
| クレーン | 吊り上げ能力 2.9ｔ |
大型動力ポンプ付消防自動車(多機能型) 取付品及び取付装置
| ポンプ圧力計（左右各1個） | 2 |
|---|---|
| ポンプ連成計（左右各1個） | 2 |
| エンジン回転計（シャシ付） | 1 |
| エンジン油温計（シャシ付） | 1 |
| 赤色警光灯 | 1 |
| 後退警報機（シャシ付） | 1 |
| サーチライト | 2 |
| 電子サイレン（警鐘、拡声マイク付） | 1 |
| 標識灯 | 1 |
| 計器灯 | 2 |
| ポンプ室、エンジン室灯 | 各1 |
| 署（団）マーク | 1 |
大型動力ポンプ付消防自動車(多機能型) 積載品及び付属品
| 車輪止め | 2 |
|---|---|
| 消火器（ABC粉末6kg型） | 1 |
| ポンプ工具（グランド用、冷却水ストレーナ用） | 各1 |
主要諸元
海水利用型消防水利システム ホース延長車 主要諸元
| 海水利用型消防水利システム ホース延長車 主要諸元 |
|
|---|---|
| シャシ | シングルキャブ型 |
| ホース収納容量 | 150A-1800m |
| 回収方式 | 前方回収式 |
| 回収速度 | 約4km/h（無段階調整可能） |
| 定員 | 2名 |
| 全長 | 8220mm |
| 全幅 | 2490mm |
| 全高 | 3200mm |
| 車両総重量 | 12550kg |
大型動力ﾎﾟﾝﾌﾟ付消防自動車(多機能型) 取付品及び取付装置
| エンジン回転計（シャシ付） | 1 |
|---|---|
| エンジン油温計（シャシ付） | 1 |
| 赤色警光灯 | 1 |
| 後退警報機（シャシ付） | 1 |
| サーチライト | 2 |
| 電子サイレン（警鐘、拡声マイク付） | 1 |
| 標識灯 | 1 |
| 計器灯 | 2 |
| 署（団）マーク | 1 |
大型動力ﾎﾟﾝﾌﾟ付消防自動車(多機能型) 積載品及び付属品
| 車輪止め | 1 |
|---|---|
| 消火器（ABC粉末6kg型） | 1 |
| 150Aストーズ用ホーススパナ | 1 |
